Ⅲ官僚 日本の根幹の一つ 大黒柱としての役割を果たす 指針となるものとして、古いくらいでいい 官僚さんが一番確かな情報持つ

官僚

日本の根幹の一つ

 官僚さん、いつもお世話になっております。今後ともよろしくお願いいたします。

 官僚さんを考える際に、何か良いものはないかとイメージしてみたところ、日本で暮らす人々を4分割(ABCD層)に分類した表で考えるのが良いのかなと思い、引用させていただきました。ありがとうございました。

 官僚さんはC層に該当するのでしょう。引用にもあるように、C層とは、職業:教師、公務員、上場企業正社員となることから、こちらで問題ないようです。

 C層の役割というものを考えてみる必要もある。表をもう一度見てもらいたいのですが、左右の端に、近代的価値とある。目を下にやると、各々、肯定的、否定的とある。C層とは否定的に属することになる。

 

官僚(かんりょう、英: bureaucrat)とは、一般に、国家の政策決定に大きな影響力を持つ国家公務員。

「官僚」の語は、語義的には「役人」と同義語であるが、一定以上の高位の者ないしは高位になり得る者に限定して用いられることが多い。 英語のbureaucratは、フランス語の「bureaucratie ビューロクラティ」(官僚制)に起源を持つ。「官僚制度(官僚制)」は、ピラミッド型に整理された、権限の分担とその指揮系統に関する官僚の階層構造を意味する。

これは統治構造の一種であり組織は問わないが、歴史的に政治統治組織が起源であるため「官僚制」と呼ばれることとなった。 ヘーゲルによる定義では、「官僚」とは国家への奉仕かつ私有財産の配慮を行う者の総称となっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/官僚#:~:text=官僚(かんりょう、英%3A,力を持つ国家公務員。

大黒柱的な役割 ミーハー×

 官僚さんは日本の根幹と考えていい。なぜ、そうなるのか。下記画像にもあるように、近代的な価値に否定的な立場をとる。

 指針となるものとして、ぶれてはいけないもの、古いくらいでちょうどいい。新しいからと何でもかんでも手を出すことにより、日本とは何か?というものから、外れてしまう。それでは、日本の良いものとされるものを保守できない。Cを保守することができない。

 お父さんのような役割と考えればいいでしょうか。大黒柱的な役割。官僚さんを考えると、そのようにイメージされる。

幕藩体制: C層士D層農工商

 明治維新までさかのぼる必要がありそう。江戸時代までの幕藩体制とは、CD層で成り立っていたと考えてよく、C層士 D層農工商で徳川幕藩体制として成立していた。が、欧米諸国の外圧によって開国が迫られる。

 欧米の先進的な技術にふれ、鎖国を続けることが得策でないと考えた。開国をし、欧米諸国の良いものを自らのものにし、殖産興業、富国強兵を成し遂げ、不平等条約を改正することが、日本を守るために必要と考えた。そのためのツールとして新渡戸稲造「武士道」があった。

新渡戸稲造武士道AC橋渡し

  欧米のよしとされるものA、欧米の人々はA層に該当する。

 普遍主義、グローバリズム。日本における良いものとされるC、欧米の良いとされるものA、双方橋渡し役としての武士道があったと考えていいようです。史上初のcoolJapanという言い方もできるかもしれません。

 

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A層 職業:外資系、医師・会計士など専門職。 

民営化(小さな政府)方向への必要性は感じているが、これまでの実例から鑑みて批判的な立場を取っている。
エコノミスト、大学教授、マスメディア(テレビ)、勝ち組企業、ホワイトカラーなど。IQが比較的高いとされる。

C層 職業:教師、公務員、上場企業正社員。 
構造改革抵抗守旧派。IQ(EQ・ITQ)が比較的高く、構造改革に否定的。
これ以上の分析は無いとされる。

十 キリスト教国

明治維新からわずか37年…

 1868年明治元年、1905年日露戦争に勝利し、不平等条約を改正することができた。

 維新から、わずか37年で、欧米列強の一角帝政ロシアを破るまでになった。数十年前までちょんまげをしていた、お侍さんが、イギリスから艦船を購入、同盟国にまでなる。また、日露戦争中に戦費が足らなくなると、イギリスまで足を運んでいたに日銀副総裁高橋是清は、ユダヤ人銀行家から、調達することもできた。

 

C武士道精神、A騎士道精神

 お侍さんだった日本人がわずかの間に、欧米諸国の人々と対等に渡り合っている様子に驚きもある。何がこのようにさせるのかを考えてみたところ、どうやら、士。

 武士道精神、騎士道精神で通じていたとみてよさそう。

 習慣の積み重ね、そこで暮らす人々の営みから心や文化が育まれる。習慣から育み受け継いだもの。文化や伝統かもしれないけれども、幕末期において、日本人の心の結晶のようになっていたかもしれない。育み受け継がれてきた日本人の心の結晶。

 士。 

「武士道」とは「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」からなる道徳である。

「義」...人間としての正しき道、正義を指すもので、武士道のもっとも厳しい徳目である。「フェアプレイ精神」
「勇」...義を貫くための勇気のこと。犬死はならぬが、正義の為なら、命も惜しまず。
「仁」...人としての思いやりと他者への憐れみの心。「惻隠の情」であり弱き者を、いたわり思いやる心。
「礼」...仁の精神を育て、他者の気持ちを尊重し、そこから生まれる謙虚さ。つまり礼のことで、「礼儀作法」の根源。
「誠」...文字通り、言ったことを成すこと。嘘や誤魔化しを嫌い「武士に二言はない」という言葉は武士道の徳目である。
「名誉」...自分に恥じない高潔な生き方を追求し、そして守ること。つまり、恥を知ることにより、己自身の立ち振る舞いを正される。如何に美しく死ぬかを追求する事は同時に生きる事も追及する事になり、そして、その命とは何のためなのか、と言う哲学にたどり着く。
「忠義」...なんのために生きるのか、それを表すもの。己の正義に値するものであるなら、絶対的な従順を示す。しかし、奴隷にはならず、己の命をかけて主君に意見する事でもある。

騎士道 

騎士道の黄金時代とも言われる中世盛期(11〜13世紀頃)における騎士道は宗教的な色合いが強く、神への献身を誓う戦士の規範であった。中世盛期騎士道の主な教えは以下の通りである。

PROWESS:優れた戦闘能力
COURAGE:勇気、武勇
DEFENSE:教会、弱者の守護
HONESTY:正直さ、高潔さ
LOYALTY:誠実、忠誠心
CHARITY:寛大さ、気前よさ、博愛精神
FAITH:信念、信仰
COURTESY:礼節正しさ

https://ja.wikipedia.org/wiki/騎士道

武士道 (PHP文庫)

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