江戸時代の文献の話 皆が共有する、当たり前を残さない SNSなどの120文字制限に近いのか…
江戸時代の文献の話
Ⅰ.皆が共有する当たり前残さない
以前、面白い話を聞くことができた。江戸時代の話になるのだろう。その日は、スナックで飲むことになり、カラオケなどを楽しむ事もできた。その際に、なされた会話になるのですが、どうも、江戸時代に残されている、文献はあまり当てにならないのだとか。
どういうことかというと、皆が共有している、当たり前のことを残さなかった様で、現在残っているものは、そうでは無く、当たり前でないことを書き記しただけで、残されている文献というものに目を通したところで、 当時のことを知る事もできなければ、江戸の人の心を知るのも難しいのだそう。
みなが知る、当たり前のことを残さず無駄を減らそうという試み。また、無駄な表現が減ることにより、誤解も減る現実的な考え方ともいえそう。
- 作者:原田伊織
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文献の文字通りに心はない、イメージする力も必要
文字通りに心はないと言うのと、江戸時代の文献に残されているものとは、同じこと。文字通りから、心を知ることが出来ないからこそ、イメージする力が必要になる。
ないところに心を見る。文字として現れていないところに人の心を見る。想像する。
言葉を交わさなくとも、人の心をイメージするのを阿吽の呼吸やツーカーと言うならそうだろうし、表現のつたないものの声を代弁すると言うのなら、そう言うことなのかも知れない。子育てなどに必要な力なのだろう。表情から読み解くのも、そう言うことなのかも知れない。やしなう為にも、派手な表現を好むのを避ける。遠ざける。
もし、イメージする力を養うしなう術というのを説明するなら、そう言うことになるのだろう。派手な表現を好まない。
芸能ニュースや報道番組があまり好みでは無いのは、そう言うことなのかも知れません。
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SNS 120文字制限に近い、シンプルに分かりやすく
ドラマ『坂の上の雲』を鑑賞している際にも、同様のことを感じておりましたが、出来る限り簡潔に伝わりやすくをイメージして、表現する必要もあるのだろうと考えることができた。そのためにも、最低限のイメージの共有は必要になりそう。
劇中でも表現されており、艦影を描いたフリップの様な物を上官がクイズ形式で答えさせる様子が描かれており、こちらも、イメージの共有の話に近いのかもしれない。
乗組員の間で共有された情報が多ければ多いほど、手短に早く情報伝達が行えるはずだし、間違いも減るはずだから、戦闘も優位に運べることが期待される。
サッカーなどのイメージの共有もこれに近いかもしれない。
国際信号旗もこれにあたりそう。
旗艦「三笠」の生涯―日本海海戦の花形 数奇な運命 (光人社NF文庫)
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Ⅱ.習慣Ⅶから共通認識を高める
“阿吽の呼吸” “ツーカーの仲"もイメージの共有から
今後、心がける必要がありそうなものに、見たままのものをそのまま言う事をできる限り避ける。また、あたりまえのことをわざわざ表現しないこと。上記二つを減らすだけで、無駄な表現が減りそう。
無駄が減れば誤解も減る。
目指すところは、サッカーにおけるアイコンタクトの様な、目配せの様なもので、瞬時に動くこと。阿吽の呼吸、ツーカー。これらも、普段からしっかり向き合うことで、その様になるはずだし、家族というなら、そういうものかも知れない。
たとえ、連絡などが取れなかったとしても、あいつなら大丈夫、そう思うえる様な関係が築けるなら、うれしい。その様に考えております。
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字面通りからは、見えないものをイメージは難しい
みたまま、字面通りにものごとを認識すること、心よりものが優位になるさま。
唯物的とできるだろうけど、江戸時代の文献の話と似ていて、当時の人びとも当たり前を残さず、当たり前でない事を残したらしい。
皆が知ることをわざわざ共有しない。
見たまま、文字どおりには、江戸時代の人の心をイメージすることは難しい。残されている文献にある文言を江戸の人の心と理解してしまうと間違いが起きてしまうかもしれない。
字面通りの人は想像力が欠けていると考えられる。なるだけ、見えないところをイメージすることも必要になるでしょうか。
唯物論(ゆいぶつろん、英: Materialism、独: Materialismus)とは、 観念や精神、心などの根底には物質があると考え、それを重視する考え方[1]。
対義語は唯心論(ゆいしんろん、英: Spiritualism)で、精神のほうが根源的で、物質は精神の働きから派生したとみる。
- 作者:安藤優一郎
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